■中絶を考える
人工的な手術で、妊娠している状態から胎児を取り出す人工妊娠中絶は、日本では母体保護法の適用のもと、様々な理由があり出産を望まない女性に対し本人と相手の男性の同意のもと、指定医師により中絶手術を行えることになっています。
人工妊娠中絶ができる基準は「胎児が母体内から出た際に生命は維持することができない」妊娠22週未満とされています。
妊娠12週を超えた場合の中絶手術には胎児の埋葬や届け出が必要とされるので、ほとんどが妊娠11週までに行われます。
中絶手術は指定された産婦人科医院やクリニック等で行われるのですが、通常は入院の必要もなく日帰りすることができます。
中絶手術に対しての考え方は、世界でも国や宗教の違い、また個々の考え方の違いで、肯定派か否定派か考え方は分かれるようです。
しかしながら妊娠をして子供を産む事を義務付けたり、法律で罰するのは独善的な考え方です。
女性側に出産や育児が出来なくなった金銭的、肉体的等の問題が生じた場合や、レイプや虐待などで女性がまったく望んでもいない妊娠をしたケースもありますので、他人が観念的に、道義的に中絶手術を否定したり批難したりする権利はありません。
どちらにしても肉体的にリスクを負うのは妊娠した女性ですから、人工妊娠中絶や、HIV感染を防ぐ意味でも避妊に対してきちんとした知識を学ぶことをお勧めします。